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トルコ軍の戦闘機が２２日にシリア軍に撃墜された事件に関して、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の
緊急理事会（大使級）が２６日に開かれる。加盟国のトルコの要請に応じたもの。
ＮＡＴＯのオアナ・ランゲスク報道官は２４日、トルコが理事会で概要の説明を行うと発表した。
ＮＡＴＯの規則では、加盟国が領土の保全、独立性、安全が脅威にさらされていると訴えた場合、
会合が開催されることになっている。
トルコのダウトオール外相は２４日の国営テレビで、戦闘機が短時間シリア領空に入った直後に、
警告なしに撃墜されたと説明。撃墜時は公海上を飛行していたと述べた。同機はレーダーシステムのための
テスト飛行中で、スパイ活動は行っていなかったという。シリア外務省の報道官は２３日、戦闘機撃墜は
事故であり、断じて攻撃ではないと述べた上で、シリアはトルコ政府と国民に敵意を持っていないと話した。
クリントン米国務長官は２４日付の声明で、前日２３日にダウトオール外相と会談したと発表。
「ダウトオール外相から、シリア軍がトルコ軍機を警告なしに撃墜したことなど、事件の詳細について
説明を受けた。米国はこの恥知らずで容認できない行為を最も強い言葉で非難する」と述べた。
また米国が次のステップとしてＮＡＴＯなど国際組織と協議を行う方針を示した。
トルコのアナトリア通信は、国連のマーティン・ネシルキー報道官の話として、
潘基文（パン・ギムン）事務総長がトルコ、シリア両国には外交ルートを通して
問題を解決してもらいたいとの期待を表明したと伝えた。
（ブルームバーグ Ａｌｉ Ｂｅｒａｔ Ｍｅｒｉｃ、Ｎｉｃｏｌｅ Ｇａｏｕｅｔｔｅ）
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【シリア】トルコ軍機を高射砲で撃墜、領空に侵入と主張［06/23］
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