12/04/18 09:18:43.82
スペイン国王カルロス1世(74)が政治家やメディアから前例のない批判を
浴びている。スペインの債務危機懸念が深刻化しているさなか、アフリカの
ボツワナに象狩りに行ったと報じられたためだ。
スペイン王室がウェブサイトに14日掲載した声明によれば、カルロス国王は
ボツワナへの個人旅行中に臀部(でんぶ)を骨折した。
パイスやムンドなどスペイン各紙が国王が象狩りをしていたと報じ、
2006年の同じような旅行中に撮影された樹木にもたれかかる1頭の象の
前で銃を持ってポーズをとる国王の複数の写真を紙面に掲載した。
バスク自治州のロペス首相は16日、ラジオ局カデナ・セルとのインタビューで
「現在の状況下では市民が理解できないことがある。これはそのうちの一つだ。
謝罪することは悪くない考えだ」と述べた。
1975年のフランコ総統死去に伴い即位したカルロス国王は、スペインの
民主化移行を見守り、クーデター未遂事件にも毅然(きぜん)として
立ち向かったことから国民の支持を得ており、政治家やメディアが批判の対象と
することはなかった。
スペインでは、ラホイ首相率いる現政権の下、国際社会から救済を受けるような
状況に陥らないよう財政立て直しを進めており、その結果24%という高い
失業率と、少なくとも過去30年間で最も大きな予算削減が国民の重荷になっている。
(ブルームバーグ Emma Ross-Thomas)
ソースは
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(カルロス1世とおもわれる)画像は
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