12/04/04 14:42:01.23
米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)は3日、
「Japan Rapid Weight Loss Diet Pills(日本急速減量ダイエットピル)」という名で
販売されている中国製ダイエット用錠剤について、発がん性がある疑いのある物質を
含んでいるとして服用しないよう消費者に呼びかけた。
FDAによれば、この製品は秀身堂(Xiushentang、本社:中国)という企業が
販売しており、服用すれば体重を減らすことができるという触れ込みで
オンラインショッピング大手のアマゾン(Amazon.com)などの人気ウェブサイトでも
売られている。
製品にはグリーン、イエロー、ブルーの3つのタイプがあるが、
FDAはこれら全てについて服用を停止し、残りは破棄するように勧告するとともに、
副作用がみられた場合は医師の診断を受けるよう呼びかけている。
■3タイプ全てに危険な物質
FDAがこの製品を検査した結果、3つのうち「グリーン」には「申告されていない
フェノールフタレイン」が含まれていたという。
FDAの発表では「フェノールフタレインは化学実験に用いられる溶液で、発がん性の
疑いがあり米国での販売認可が下りていない物質」だとされている。
「イエロー」にはフェノールフタレインに加え、心臓発作や脳卒中のリスクを高める
として2010年にFDAが販売元に自主回収を要請し、米国での販売が中止された
食欲抑制剤「メリディア(Meridia)」の主成分シブトラミンが含まれていた。
「ブルー」にはシブトラミンとエフェドリンアルカロイドが含まれていたという。
エフェドリンを含む製品は、血圧を危険なレベルまで上昇させる恐れがあるとして
米国での販売が禁止されている。
FDAによれば、今回の製品のように、有害な恐れがある成分をひそかに混入させた
製品がダイエットサプリメントとして販売されるケースが増えているという。
ソースは
URLリンク(www.afpbb.com)