12/03/30 10:46:01.13
仏大統領 イスラム聖職者入国拒否
3月30日 4時34分
フランスのサルコジ大統領は、サウジアラビアなどのイスラム教の聖職者４人に関して
暴力を肯定する言動があったとして入国を認めないことを決め、
再選を目指す来月の大統領選挙に向けて、
過激な思想に厳しい対応をとることをアピールするねらいがあるとみられます。
フランス外務省は、２９日、パリ郊外で来週開かれるイスラム組織の会議に招かれた
サウジアラビアやエジプトなどのイスラム教の聖職者４人に関して、
サルコジ大統領の指示で入国を認めないことを決めたと発表しました。
その理由として、「４人のこれまでの言動は、憎しみや暴力を呼びかけるもので、フランスの理念に反する」としています。
また、サルコジ大統領は、先に、別の聖職者の受け入れを拒否する考えを示していましたが、
この人物は入国を断念したということです。
フランスでは、今月、南部でユダヤ人の子どもなど７人が相次いで殺害される事件が起き、
容疑者のアルジェリア系の男は国際テロ組織アルカイダのメンバーだと主張していました。
サルコジ大統領の今回の決定は、再選を目指す大統領選挙が来月に迫るなか、
過激な思想に厳しい姿勢で臨み、治安対策を強めることをアピールするねらいがあるとみられます。
これに対し、会議を主催するフランス・イスラム組織連合は、
４人は暴力を肯定していないと反論したうえで
「政府の決定は、イスラム社会を傷つけ、世論に誤解を与えるものだ」と批判しています。
NHK
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)