12/02/21 12:10:54.66
アフリカ中西部カメルーンの政府当局者は、同国北部で1月中旬以降、
野生のゾウ約300頭が象牙を目当てに密猟され、殺されたと明らかにした。
象牙はアジアや欧州に密輸され武器購入のための資金源となっていると
みられている。
自然保護団体の国際動物福祉基金(IFAW)は、
隣国チャドとの国境沿いにあるカメルーンのブバ・ンジダ国立公園で
スーダンの武装集団が野生のゾウを密猟していると訴えており、
同国の森林野生生物相がこれを確認した。
公園管理当局によると、親と離ればなれになった子ゾウも多数見つかっている。
こうしたゾウは飢え死にしてしまう可能性が高いという。
公式推計によれば、同国に生息するゾウは1000~5000頭。
ただでさえ絶滅が危惧(きぐ)されている状況が、密猟によって一層悪化する
恐れもあると管理官は危機感を募らせている。
20日には当局者が現地を視察し、少なくとも100頭のゾウの死骸を
確認した。公園内にはさらに多くの死骸があることが予想され、当局は
密猟者の集中的な取り締まりに乗り出している。
IFAWの担当者は地元紙の取材に対し、
「例年乾季になると、武装した密猟集団がスーダンから国境を越えてやって来て
象牙を目当てにゾウを殺す。しかし今回は例年と比較にならないほど大量に
殺された」と話している。
象牙はアフリカ西部と中部を経てアジアや欧州に密輸され、
武器購入のための資金源となり、そういった武器が
スーダンや中央アフリカ共和国などの紛争に使われているという。
ソースは
URLリンク(www.cnn.co.jp)