11/12/15 17:03:29.57 aw6b92HP
ルーズベルトは狡猾な男だったとは思うが、最初から日本を陥れるつもりだったかどうかはチト疑問。
因みに、客観的に時系列で事実関係を辿れば分かる事だが、後々まで 「 騙し討ち 」 の汚名を
着せられる羽目になった主たる責任は日本内地政府(軍部)側にあり、在米日本大使館側ではない。
その背後には軍部の強い圧力があった、にもかかわらず誤解されボロクソに言われ続けて来たが・・・
当時、最も物事を客観視出来、理性的で誠実に命懸けで不眠不休で最後の最後まで戦争回避のために
死に物狂いの努力をしたのが彼らだった。彼らは 「 国賊 」 の汚名を着せられ処刑される事をも覚悟し
野村吉三郎駐米特命全権大使をして、戦争を防いで沢山の命を救えるならば惜しくない命だ。
とまで言わしめた程だった。が、日本軍部の強い意向で外交交渉デッドラインは12月1日に定められた。
そもそも、日本本国政府外務省は在米大使館側宛に、明確な対米参戦の決定、真珠湾攻撃計画
それに関する情報など一切通知していない、明確な宣戦布告に関する告知意向すら通知していない。
暗号解読、情報の漏洩を恐れ、絶対に真珠湾攻撃を成功させたい軍部の思惑があった。
パープルマシンと呼ばれた暗号マシンを使って極秘打電されたのは、行き詰まっていた交渉への指示であり
日本側見解であり、計14通発せられたが、まとまったものではなく一通ごとに間を置きながら打電された。
彼らはこれを解読し、日本語文書にまとめ、英訳し、機密保持の観点から専門のタイピストではなく
上級幹部自身によってタイプされ、正式な外交文書に仕上げなければならなかった。
しかも最後の14通目は故意に遅らされ、更に国務長官ハルへの告知時刻までギリギリに指定されていた。
14通目の内容も明確な宣戦布告を盛り込んだものではなく、交渉打ち切りを告げる内容に過ぎなかった。