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おたくま経済新聞
ある出版社にスカウトされ、半年かけネームを制作して企画会議も通り、今年1月には連載決定していたものの……結果、
ボツとなってしまった不運の漫画が、ニコニコ静画に投稿され快進撃を見せています。
投稿したのは漫画家の木星在住さん。
注目される作品はSF漫画『機械人形ナナミちゃん』(URLリンク(seiga.nicovideo.jp))。
投稿された作品は静画の他、オープニング・エンディングに声もあてた動画版も投稿されており、
それぞれニコニコ漫画・青年漫画ランキングでは1位、ニコニコ動画描いてみたカテゴリーでは2位になっています。
第1話は、親を亡くした少女ノリコと、機械人形ナナミのふれあいが描かれています。
7月には第2話を公開予定とのことですが、第1話ラストではナナミの今後の運命を左右する、
機械人形の破壊命令“赤紙”という設定が描かれており、続きを早く読みたいという人が続出しているもよう。
今回、木星さんがこの漫画を公開したのには訳があり、詳細はブログで紹介されていました。
この作品はまず半年かけてネームを制作、出版社の企画会議も通り、連載が決まったところで、
他の仕事を断りいざ描き始めよう!としたところ、最後の編集長のチェックでリテイクの数々をうけたのだそう。
企画会議を経ていたにもかかわらず、ネームの根本から修正を求められ、更に約半年の修正期間を経て「それじゃあ別作品だよね」と言われ最後はボツに。
このことについて木星さんは、
「スカウトすれば作家はいくらでも集まる。ネームに報酬は無いから、いくらでも修正させられる。
契約もなにもしていないから、捨てた所で作家に訴えられもしない。」
と、漫画家が置かれる状況を説明。
今後は毎月1話ずつ掲載していくようですが、この作品を掲載・単行本化してくれる出版社も探しているとのこと。
最後は、
「つまらなかったら編集長の勝ちだし、面白かったら自分の勝ち。」
というメッセージも添えられています。
参考:URLリンク(www.nicovideo.jp)
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