14/06/09 23:24:23.79
大手検索エンジン・グーグルの入力欄に、ロリータの略称「ロリ」と性的な用語を
組み合わせて入力すると、検索結果がわずか数件しか表示されなくなった、という
報告が相次いでいる。
18禁の漫画同人や官能小説など「非実在」のキャラクターを扱うサイトまで
巻き込まれネットで騒ぎになっている。
■「Bing」は約370万件ヒット
2014年6月7日あたりからネット上で話題になっている現象だ。2ちゃんねるには
「【悲報】Google検索で 二次ロリ 規制はじまる」というスレッドが立った。
「ロリ」を含むワードで検索したときに表示されるサイト数が激減したという。
Googleは以前からアダルトコンテンツを除外する「セーフサーチ」機能を実装しているが、
それをオフにしても検索にひっかからなくなったようだ。いわゆる「グーグル八分」と
呼ばれる状態ではないかと囁かれている。
J-CASTニュース編集部のパソコンで検索してみたが同様だった。2ちゃんねるで
実験されていた「ロリ 凌辱」という言葉を入れても計5件のみの表示で、
今回の騒動に関するSNSの書き込みがそのうち4件を占める。
また「ゴスロリ 服」だと約275万件がヒットするが、「ゴスロリ エロ」だとたった7件だ。
グーグルが検索アルゴリズムを提供するYahoo!やNTTレゾナントのgooでも
ほぼ同じような件数だった。
比較のためにグーグル以外の検索エンジンにも「ロリ 凌辱」と入れてみた。
マイクロソフトの「Bing」はセーフサーチをオフにすると約370万件ヒットし、
中国の検索エンジン「バイドゥ」は約103万件と出た。市販の「ロリ系」アダルトビデオの
サンプルや、18禁の漫画などがほとんどだったが、グーグルの検索結果と
かけ離れていることがわかる。
なぜグーグルで「ロリ」関連が弾かれるようになったのか。
13年11月、エリック・シュミット会長は英デイリーメール紙に、アルゴリズム変更による
「児童ポルノ」対策強化について寄稿をしており、英語以外の150カ国語にも
反映させていくと述べていた。真偽は不明だがこれが5月下旬に実施した
検索アルゴリズムの更新「パンダアップデート 4.0」と関係あるのでは、という意見も出ている。
■官能小説サイトがアクセス激減
児童ポルノ禁止法の改正案で漫画やアニメは対象外になり、ネット上に安堵感が
広がったばかりのことだった。被害者の存在しないフィクションの「ロリ」を扱う
ウェブサイトも検索できなくなったことに、2ちゃんねるやツイッターでは
不満の書き込みがされている。
「いくつか試したけども 『ロリ + エロワード』が完全規制されてるなこれ」
「わ…グーグル八分で結構同人サークルが排除されてる。サークル名で検索しても出ない」
「googleロリ八分って民間企業のサーヴィスが社会インフラ化することの問題点の顕在化に他ならないよね」
ある官能小説サイトの筆者も
「今日になって検索数が減少したことで規制に気づきました。最初は私のサイトの
掲載順位が下がっただけなのかと思っていましたが、よくよく調べると、
検索ワード自体に規制が入っていたというわけです」
と報告した。
他にもウェブサイト全体に影響は広がっているようで、アダルト・風俗SEO情報の「スマートワン」は、
「デリヘルクライアントより店名で検索した際に自社サイトが検索結果から
表示されなくなったという連絡を受けました。店名に『ロリ』というキーワードを含むのですが、
検索キーワードから店名に含まれる『ロリ」の部分を外して検索すると正常に検索されるとのこと」
とサイトで伝えている。
URLリンク(www.j-cast.com)