14/01/16 22:33:45.12
ライトノベル「ふぁみまっ!」のイラストなども手がける、イラストレーターの鶴崎貴大さん(@w_takahiro)が
Twitterで、「自分の同人誌が勝手にamazonのkindleで売られてるんだけど
これどうしたら良いの……」とツイートし、話題になっています。
URLリンク(twitter.com)
問題となっているのは、鶴崎さんが発行していた「艦これ」同人誌のKindle版。
著者名にもしっかり「鶴崎貴大(著)」と記載がありますが、ツイートでも指摘されているとおり、
どうやら鶴崎さんに無断で電子書籍化され、販売されているもののようです。
出版社名は「2DBOOK-LOAD」となっており、どうやらココが「無断販売」の元凶ではないかと推測。
Twitterでは「なにこれこわい」「これってスゴイ厄介ごとなのでは……」といった反応もあったほか、
なんと「調べてみたら自分の本も無断で販売されていて現在申し立て中」という人も見られました。
また同様のケースは以前から海外のKindleストアでも頻繁に指摘されているようです。
もしもこうしたケースを発見した場合どうすればいいのか、また未然に防ぐ方法はあるのか、
今後販売者側に何らかのペナルティーはあるのかなど、Amazon側に問い合わせてみました。
「個別具体的な事例についての回答は控えさせていただきます。
関連のケースの対応プロセスについては以下のページをご参照ください。
→知的財産権侵害についての申し立てとその手続き」
―とのこと。残念ながら詳細な回答までは得られませんでしたが、
「知的財産権侵害についての申し立てとその手続き」を見るかぎり、現状では、
自分が権利者である場合は「オンラインまたは書面で申告」、購入者側である場合は
「カスタマーサービスに連絡」し、Amazon側の対応を待つしかないようですね。
誰でも簡単に電子書籍を出版できるのがKindleダイレクト・パブリッシング(KDP)のいいところですが、
こうした「海賊版」まで簡単に販売できてしまうのは困りものです。この件について指摘した、
ブログ「きんどるどうでしょう」のエントリ
「同人関係者は要注意!あなたの本、Kindleで勝手に売られるかも! ※『艦これ』の薄い本でトラブル発生中デース」
URLリンク(kindou.info)
に寄せられたコメントを見ると、
「KDPでの販売主体はAmazonのはずだから完全に加害者なんだけど、どうやらその意識がないらしい」
「Amazonが取り締まりをきちんとできないとマーケット自体が汚染されて使い物にならなくなりますね」
など、Amazon側の早急な対応を望む声も多くあがっていました。
なお、この原稿を書いている時点で、問題の電子書籍はまだ販売継続中。
もし見かけても絶対に購入しないようにご注意ください。
(※現在は消えたようです)
URLリンク(nlab.itmedia.co.jp)