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アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ(人型有人兵器)のデザインなどで知られる
メカニックデザイナーの大河原邦男さんが、鳥取市の消防車メーカーの依頼で「次世代消防車」をデザインした。
真っ赤な大型車両に多機能アームがついた小型ポンプ車がドッキング。「かっこよさ」が前面に押し出されている。
鳥取市古海に本社と工場を設ける消防車メーカーの吉谷機械製作所が、企業PR用の消防車デザインを依頼。
8月末に完成した。
車両につけられた各機器の設定もこだわっている。
大型車両は全長14メートルで1万5千リットルのタンクを備え、最大15メートルの高さから放水ができる。
車両の前方には、多機能アームがついた全長3メートルの小型ポンプ車が収納され、狭い場所での作業もできるという。
大河原さんは「力強く頼もしいシルエットの中に、親しみやすさや、人間味のようなものを残した」と解説。
「消防やレスキュー、防災活動の現場やそれらを支えるために働く人たち、
そして、リアルヒーローに憧れるすべての子どもたちへの応援になれば幸い」とのコメントを寄せた。
大河原さんは、「科学忍者隊ガッチャマン」や「タイムボカンシリーズ」などのメカもデザイン。
ガンダムに登場した「ザク」は模型でも人気を呼んだ。
次世代消防車企画の発表後、同社には、ガンダムの人気キャラクターが乗った「シャア専用ザク」にひっかけて、
「赤いのか」「3倍速いのか」といった疑問や質問も届いたという。
営業本部長の吉谷勇一郎さん(34)は
「製造は難しいかもしれないが、ぎりぎりのリアルさが追求されている。
消防業界全体のイメージアップや現場の士気向上につながれば」と話している。
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