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心不全のため亡くなったマンガ家・やなせたかし氏が地方自治体などから無償で仕事を
依頼されていたことについて、マンガ家・吉田戦車氏が「そこに作品に対する敬意はあるのか?」
とTwitter上で言及している。
数多くのご当地キャラクターの制作も手がけていたやなせ氏。コピーライター・糸井重里氏の
公式サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載されている対談によると、なんと高知県だけで50以上、
全国では200ものご当地キャラを生み出したという。さらに驚くべきことには、数件を除いて
全てノーギャラで依頼された仕事だそうだ。
やなせ氏は「俺は巨匠にならないと決めたんだから、くだらない仕事であろうと
やらなくちゃいけない」とフォローし、笑い話のように語ってはいるが、
「原稿料なしなの。つまりですね、すごく軽く見られてるんだよ」と衝撃的な事実を明かしている。
吉田氏は17日、「ボランティアが適切である場合は、もちろん除いて」と補足しつつも、
「あの人の『タダ働き』に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じろ、と思いますね」
と痛烈に批判。無料で仕事を引き受け続けたやなせ氏も良くなかったと言えば
良くなかったかもしれないが、「そこに甘えて描かせたほうの気軽さはちょっといやだ」と語り、
「そこに作品に対する敬意はあるのか?ってことですよな」と怒りをあらわにした。
ネット上では、「確かに個人レベルでもデザインやイラストの仕事を『ちょっとお願い』とプ
ロに無報酬で頼む人は多い」と吉田氏の怒りに同意する声が上がっている。
また、今年4月には、政府主催の第2回クールジャパン推進会議で、民間議員を務める
プロデューサー・秋元康氏がクリエイターに無報酬で協力を求める趣旨の発言をしたとして、
物議をかもした。
やなせ氏は、13日に心不全により94歳で亡くなった。
URLリンク(www.rbbtoday.com)
ほぼ日刊イトイ新聞|やなせたかし×糸井重里対談
URLリンク(www.1101.com)
吉田戦車@yojizen
URLリンク(twitter.com)
やなせたかしさんの対談いくつかを読むにつけ、あの人の「タダ働き」に甘えてきた
多くの自治体とか組織は恥じろ、と思いますね。(ボランティアが適切である場合は、もちろん除い
Togetter
URLリンク(togetter.com)