13/06/21 00:04:01.12
ロシアの日本アニメファンは、ロシア連邦通信・IT・マスコミ監督局とネットワークセキュリティー協会の決定に対して
様々な反応を示した。雑誌「アニメ・ガイド」の元編集長で、現在はサイト「オタク」の編集長を
務めているワレリー・コルネエフさんは、次のような見解を表している。
「『変態』が社会に与える悪影響や危険性は誇張されているように思える。児童ポルノは
許しがたく、とんでもないものであり、もちろん人間性に対する罪だ。だが、世界では
大多数の国で、アニメなどの描写ではなく、撮影で実際に子供に対してわいせつな行為が
行われるという理由で、児童ポルノが禁止されている。児童ポルノには犠牲者がおり、
これは疑いなく犯罪だ。だが、『変態』は描かれたものであり、原則的に別物だ。
『変態』が製作される過程で苦しむ人は誰もおらず、犯罪の事実もない。そのため、
私の視点から見て、『変態』を児童ポルノとするのは、ナンセンスだ。
『変態』に熱中することで、『未成年者を暴行する恐れを持った子供になる』とする主張は、
なんの説得力のある根拠も持っていない。日本の性犯罪の統計をみるならば、
最近50年間でその数は激減している。またそれと同時に、『変態』の市場は爆発的な勢いで
成長している。加えて今の時代、禁止措置を潜り抜けるのは特に難しくはない。」
ロシア連邦通信・IT・マスコミ監督局は、政令によって2012年10月に発効された
有害情報から児童を保護する法律に従い、児童ポルノを含むウェブサイトやウェブページを
ブラックリストに登録する決定を承認する。ロシアの全てのプロバイダーは、それらへの
アクセスを遮断しなければならない。
一方で、変態ジャンルの中で実際に児童ポルノを含んでいるのは全体の30パーセント未満。
残りの70パーセントは被害をこうむることになる。
(了)