13/03/24 22:55:36.46
列車撮影に熱心な鉄道ファンを指す「撮り鉄」。だが、撮り鉄による線路敷地内への無断侵入や列車の
運行妨害などの問題が続発しており、マナーをめぐっては議論がある。先月、長野県の鉄道会社
「しなの鉄道」沿線の撮影スポットに植樹されていた桜の木が何者かに切られた事件をきっかけに、
インターネットを中心に批判が巻き起こっている。ともに鉄道趣味に造詣が深い旅行作家の野田隆さんと、
鉄道ライターの杉山淳一さんに、意見を聞いた。
■杉山淳一氏「自浄作用は期待できない」
●「いい客」ではない
--撮り鉄を中心に鉄道ファンへの風当たりが強まっている
「まず、鉄道ファンは鉄道会社にとって“いいお客さん”ではないことを自覚し、おとなしくしてほしい。
鉄道ファンが落とすお金は、鉄道会社にとっては定期券を買って毎日乗っている人に比べれば大した
額ではない。そこをわきまえていないから、一般乗客への遠慮や鉄道員に対する尊敬が働かない。
鉄道会社も内心苦々しく思っていることだろう。そもそも乗車券は乗るための券であり、写真を撮る
ためのものではない。一般乗客に対して迷惑をかければ、排除の動きが出るのは当たり前だ」
--鉄道ファンは鉄道会社にあまり貢献していないのか
「鉄道ファンのお金は、実は鉄道会社にはあまり落ちていない。乗ることを目的とする“乗り鉄”で
あっても、ほとんどはいかに安い切符でたくさん乗るかを極めようとする。さらに撮り鉄は荷物が
多いので、鉄道を使わず車で撮影スポットに向かうケースが少なくない。カメラ会社や自動車メーカー、
鉄道雑誌を出す出版社などにはお金が回っても、肝心の鉄道会社にあまり利益はない。
他のオタク市場とは大きく異なる部分だ」(中略)
●違法行為には厳しく
--ファン同士の自浄作用は
「昔からネット上などでファン同士のマナー論議が繰り返されてきたが、そもそもマナーを
わきまえない人はそこに参加しないから意味がない。自浄作用が期待できない以上、違法行為をする
撮り鉄はどんどん捕まえるべきだし、受忍限度を超える行為には遠慮なく法的措置に踏み切ればいい」
(本文抜粋)
>>2へ続く
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