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大洗町を舞台にしたテレビアニメ「ガールズ&パンツァー」が好評だ。
大洗女子学園という架空の高校が舞台で、美少女と戦車が織り成す異色の物語。
インターネットなどで話題で、12月発売予定の同作のブルーレイディスクの予約数も好調な伸び。
アニメでは地元商店街やマリンタワー、アウトレットモールなどの街並みが再現されているこだわりようで、物語の舞台を実際に見にファンが県外などからも訪れる“聖地巡礼”の兆しも表れ始めている。
同作は、少女たちが大和撫子(やまとなでしこ)のたしなみとして戦車を使って対戦する武道「戦車道」に励む物語。
スタッフは「おおきく振りかぶって」の水島努監督、脚本は「けいおん!」の吉田玲子さんら豪華な顔触れ。
声優陣も渕上舞さんや茅野愛衣さんら若手が集まった。
大洗が舞台になった背景には、プロデューサーの杉山潔さん(50)が牛久市在住という縁がある。
作品の質、物語の背景へのこだわりから「具体的な街の設定は外せなかった」と杉山さん。
ほかにも候補地があったというが「家族を連れて海水浴によく来た風光明媚(めいび)な大洗のまちを思い出した」と話す。
「舞台の描写も血の通ったものにしたい」(杉山さん)との熱意から、スタッフは昨春から大洗に足しげく取材に通い、地元商店街では登場させるための許可を得るために店主らに一軒一軒説明して回ったという。
放送は10月から始まり、早くも舞台に興味を持ったファンが大洗に訪れているという。物語で戦車道の練習試合が行われた商店街の、割烹(かっぽう)旅館「肴屋本店」の大里明社長(35)は「店が出た翌日にホームページのアクセスは倍増。
宿泊予約も入った。店の前や商店街で写真を撮るファンもいる」と話す。
地元での連動企画も多く、鹿島臨海鉄道は10月から記念切符を販売。
注文も多く、直接大洗を訪れて購入するファンも少なくないという。
同社は「震災以降大洗を訪れる人が少ないが、アニメで少しでも関心を持って来てくれるのはうれしい」と話す。
18日は大洗町内で開かれる「あんこう祭」で、渕上さんら声優陣を招いたトークショーなどが行われる。
同作の放映は、BS11で毎週土曜午後11時から。
県のインターネットTV「いばキラTV」でも配信中。
詳しくはガールズ&パンツァー公式ホームページURLリンク(girls-und-panzer.jp)
URLリンク(ibarakinews.jp)