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■いわゆるオタク? ライトノベルへのこだわり
捜査関係者によると、青井被告には妻や子供はなく、徳島県の実家で母親と2人暮らしをしていた。
「俺の妹が--」だけではなく、アニメ調の挿絵が入ったライトノベルのさまざまな作品に詳しく、強いこだわりも
持っており、ある捜査関係者は「世間一般でいう『オタク』といえるのではないか」と話す。
精神科医で東工大教授の影山任佐氏(犯罪精神医学)は「熱心なファンは、作品やキャラクターへの一体感が強い。
作者側を脅すことで、作品の展開に自分自身が介入したり、キャラクターと同一化できると考えてしまった
のではないか」と分析する。
青井被告は、パソコンやインターネットについても知識を持っており、脅迫メールの多くも海外のサーバーを
経由するなどして送信されていた。
自分から送信したことを隠す目的だったとみられるが、捜査関係者は「あまりに手が込んでいて悪質。出来心にしても、
度が過ぎている。オタクによる『サイバー攻撃』と言っても過言ではない」とまゆをひそめた。
過去にも、小説やフィクション作品に入れ込んだファンから、脅迫文が届くという事件は何度もあった。
最近では、住所や連絡先を隠したり、限定的な公開にしたりと対策は進んでいるようだが、捜査関係者は
「以前は脅迫文のような手紙が中心だが、最近は公開されたメールやインターネットサイトを対象に多くのメールを
送りつけることができるため、脅迫や中傷行為へのハードルは下がっているのではないか」と警鐘を鳴らす。