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BSデジタル放送に3月から新たに7チャンネルが加わり、昨年10月開局の12チャンネル、既存の
地上波系などと合わせて計31の本格的な多チャンネル時代がスタートする。各局は自局の価値を
懸命にアピールするが、有料放送と無料放送、新規局と先行局とが入り乱れ、視聴者獲得競争も
激しくなっているようだ。
昨秋から相次いで登場したBS新局は、昨年7月にBSアナログ放送が地上アナログ放送と同時に
終了して空いた周波数と、未使用の周波数とを活用している。
この“大競争時代”で、「新たな台風の目」とされるのが、3月17日開局の「Dlife(ディーライフ)」だ。
新局の大半は有料だが、Dlifeは無料で、ウォルト・ディズニー・ジャパンの100%子会社が
広告収入で運営する。早朝や夕方は子供向けアニメを放送するが、「女性のライフスタイルを
意識したエンタメチャンネル」として30~40代の女性をターゲットに、ディズニー傘下の
米ABC制作の人気ドラマ、バラエティー番組などを編成する。
同局に対し、開局済みのBS局幹部は「30代女性をBSに招いてくれるのはありがたいが、
スポンサーを取られるのでは」と警戒を強めている。そのDlifeは後発の不利をカバーしようと、
3月14日からセブン-イレブンなどの店頭で自局専用リモコン258万個を無料配布する作戦だ。
昨年10月開局のBSアニマックスを運営する滝山正夫・アニマックスブロードキャスト・ジャパン社長は
「開局月こそ2万4千件の新規加入があったが、その後は伸び悩んでいる。3月にもう1回ブームが
来ないと低空飛行が続く」と現状を語る。同局などは開局時に続いて無料視聴期間を設け、
てこ入れを図る。
(略)
MSN産経ニュース
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Dlife
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