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ある元日本兵は、同じ部隊で戦い、戦死した高砂族を慰霊するため、
この碑に赴き、そこで昼飯にと差し出されたおにぎりを見て、
いきなり涙を流し、慟哭をはじめたそうです。
「俺はこの握り飯を彼の前で食うことはできない。」と。
彼の部隊は東南アジアで作戦中、食料不足で飢えに苦しみました。
そこで足腰が強く、ジャングルに強い高砂族の兵士が、
遙か後方の基地まで食料を取りに行ったそうです。
しかし何日待っても帰ってこない。様子を見に行ったら、
彼は部隊まであと少しというところで、両手一杯の米を抱えて餓死していた。
米を持ちながらの餓死。
信じられるでしょうか。
餓死するほどの限界に達しながらも、多くの日本兵が心待ちにしている食料には
一切手をつけなかったのです。
慟哭した元日本兵は、そんな彼の霊前で握り飯を食うことができなかったのです