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自己愛性人格障害
1.自己愛性人格障害は悪人とは違う。
自己愛性人格障害の人は表面上の行動としてはある意味で正直でだまされやすく、
自分を有利にするために冷静な計算をして巧妙なウソをつき、罪を逃れたりするいわゆる「詐病」や
「犯罪者」とは根本的に異なる。
2.自己愛性人格障害の人は生きるのに非常に苦労をする。
自分の精神的な安定に「周囲の他者の言葉や行動が自分を否定しない」ということを必要とするため、
普通に生活することが非常に困難で、日々の生活に他の人には想像も出来ないようなエネルギーを必要とする。
その結果引きこもりになることも多い。
3.表面的な言葉にこだわり、話が逸れてしまうことが多い。
自分に不利なことを言われた場合、その言葉を目の前から打ち消さなければ非常に不安になるため、
表面的な正当化を続けざるを得ず、話がかみ合わない。
4.表面上の行動としては人の(傷つくなどの)感情を理解できないように見える。
8.注目を集めるために、時に奇妙な行動をすることがある。
9.自分自身の問題点について反省したり考え続けることが難しい。
0.平気で自慢をする。人の高い評価は当たり前だと認識する。
11.日課の時間が決まっていたり、順序などへのこだわりがある。
12.愛着を持つ相手には、一方的に服従になることがある。
13.生きることの困難さにより、ACとなったり、そううつ病となったりする。
自己愛性人格障害の治療
4.周囲は本当のことを言うことが必要
厳しい直面化に耐えるために、(情緒的には納得できなくとも)認知の上だけでも治療スタッフとの
(知的な)信頼関係が必要である。建前で接することは本人に逃げ場を与えることともなり、少なくとも、
「偽らない」という意味で率直に周囲が接することは不可欠である。