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給者増は怠け者が多いからなのか
二つ目の課題は、日本には基本的に生活保護を受給するかしないかという0か1かの選択しかないことだ。
アメリカでは最後の手段とされるSSIに行く前に受給が簡単なFSや自治体の一般扶助(GA)などを申請できる。
FSは緊急時には3日で受給できるし、「ちょっと失業したので次の仕事が見つかるまでのつなぎ」という感じで
気軽に申請できるのがいい。
三つ目の課題は、生活保護に関連した年金制度の問題である。日本では老齢基礎年金(国民年金)の受給額が
満額でも月額約6・6万円と非常に少ないため、生活保護費をもらったほうがいいということになってしまう。
保険料をずっと納めてきた人の年金が、何も納めなくてももらえる生活保護費よりも低いというのは
社会保障の制度設計の意味をなしていない。
日本とアメリカの社会保障制度に詳しいアメリカ人の専門家はこう指摘する。
「日本で生活保護受給者が増えているのは怠け者が多いからではなく、社会保障の制度設計が悪いからです。
日本の年金制度は上(高所得者)にやさしく、下(低所得者)に厳しい仕組みになっています。
これでは保険料を納めてこなかった人が年をとると、どんどん生活保護にいってしまう。
アメリカの年金制度は上に厳しく、下にやさしい仕組みになっていて、最高と最低の受給額の差が少ないのです」
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