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05月02日
反対意見への不寛容を憂える
無職 四元信紀(岐阜県北方町 73)
「反在日 言葉の凶器」(4月28日朝刊)を読んだ。
「在日特権を許さない市民の会」に決別宣言をした人が宣言をした途端、自らに攻撃の矛先を向けられたという。
歴史認識をはじめ、気に入らない主義主張に対する不寛容を私もひしひしと感じている。
石原慎太郎衆院議員の尖閣諸島購入発言や、安倍晋三首相の改憲への前のめりな発言を批判する投稿をした時、
無言電話や深夜の嫌がらせ電話が続いた。
自由に語り合える社会を後戻りさせる、こうした言葉の凶器や暴力は何に起因するのだろうか。
右翼団体「一水会」顧問の鈴木邦男氏は、思慮を欠く暴力的な言動を戒め、
「異論をぶつけ合うことで議論が進化する、それが民主主義のよさだ」と、言論の土俵の必要性を訴えている。
右翼の指導者の中にこうした成熟した意見の持ち主がいることに目が覚める思いだ。
しかし、一方で、極めて狭量な考え方が増長し、日本の将来が憂慮される。
日本人の一面を指して言う「島国根性」は、閉鎖的性質に起因する狭量なナショナリズムに対する批判を含む。
グローバル化する世界にあって、在日外国人への暴力を含む社会の不寛容は、速やかに克服しなければならない課題だ。