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2013年3月26日 掲載
カール・ルイスのカネの出どころ
「一体、招聘（しょうへい）のカネはどこから出ているのか」
五輪の陸上で金メダル９個のカール・ルイスら元トップ選手が日本外国特派員協会で
記者会見、東京が招致を目指す２０２０年の五輪について「成功を願っている」とエールを送った。
ルイスらは２４日、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市を訪問。中高生に陸上競技を
指導したことを報告した。
それに先立ち、猪瀬都知事を訪問。「五輪が来るといいですね」と話した。猪瀬知事は
「被災地に希望を与えることにもなり、何とか東京で五輪をやりたい。そのときはお招きする」
と応じた。
ルイスらを呼ぶとなると大金がかかるはずだ。ボランティアで来るほどお人よしではあるまい。
折も折、東京の最大のライバルといわれるイスタンブール（トルコ）のＩＯＣ評価委員の視察が
始まった。そんなタイミングを見計らったような招聘であり、東京五輪プッシュである。
特派員協会でもギャラは明らかにされなかったが、招致の予算から支出したのなら、
それこそ被災地復興に使うべきだ。