12/11/01 13:49:21.18 mbMD9KEq0
2012年11月1日 朝日新聞東京版
日本は竹島の領有権放棄を 無職 高田信也 (東京都世田谷区 85)
竹島(韓国名・独島)を固有の領土として一歩も譲らない日韓両国の対立の現状を何と
見るか。両国民は民主国家としての価値観や昔からの文化を共有し、共鳴する感性を抱
いて交流してきたのに、日韓両国がたった一つの無人島をめぐっていがみ合う姿は、正
気の沙汰とは思えない。
歴史的な検証によって領有権を決めることは、まず不可能だと思えるし、国際機関に
仲介を求めても対立は激化するばかりであろう。ここは情緒的な愛国心を捨て、対極的
に双方の国益を考えた解決を図る以外に道は無いと考える。
岩礁同然のこの島にいかなる価値があるのか、冷静に考えてみよう。安全保障の面か
らも国民経済の観点からも国益を左右するだけの価値があるとは思われない。
日本が領有権の主張を放棄すれば問題は一気に解決するはずだ。かつての植民地支配
への韓国のトラウマは緩和され、未来志向の経済協力や文化交流、東アジアの安全保障
などあらゆる分野で日韓関係は飛躍的に好転する展開も開けるだろう。それこそが双方
の国民にとっての国益にかなうものではないか。