12/08/14 23:01:27.40 pdloseKN0
「単純にチームの勝ち負けに金銭を張るわけではない。ハンデを付けることで、ギャンブル性を高めてい
るのが野球賭博の特徴だ」。元暴力団関係者はそう証言する。ハンデ師は暴力団員ではなく、野球に深い
知識を持つ人物が務めることが多いという。
ハンデ師はチームの勢いや先発投手に応じて数字を決める。Aというチームに「1」を付けたとすると、
1点差でAが勝っても、賭博の上では胴元によって「引き分け」または「負け」。2点差勝ち以上で賭けた方
にもうけが出る。
Aが「1・5」のハンデなら、1点差で勝利すると賭け金の半額が払い戻される。「(客の)もうけの1割を『テ
ラ銭』として胴元が差し引く。これが暴力団の収入になる。大きな胴元だと1日数千万円の金が動くのでは
ないか」
ハンデ師が設定した数字は試合開始の2、3時間前に携帯電話のメールで客に送信される。客は賭け金
を胴元に連絡。受け取ったメールは“アシが付く”のを避けるため消去するルールだ。精算は、プロ野球の
開催が少ない月曜日と金曜日に、主に金融機関の口座を通じて行われるという。
こうした野球賭博は「名古屋より西が本場」。プロ野球のほか、アマチュア野球対象の胴元も数多く存在す
るとされる。
「高校野球の場合、五回裏が終わると次の試合のハンデが設定されるなど、若干やり方が異なる。賭ける
側に母校や出身地などの思い入れも強く、盛り上がりはプロ野球以上だ」
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