12/02/05 22:56:55.91 H66xoACs0
>>361
ゆとり教育の起源は中曽根の臨教審。そしてその基本的な発想は間違っていなかった。
2004年2月号 中央公論 文部科学省の教育改革を語る 「ゆとり教育」は時代の要請である
文化庁文化部長 寺脇 研(てらわき けん)
URLリンク(nippon.zaidan.info)
>「ゆとり教育」へと進む方向は、明らかに時代の要請であり流れです。そもそも、こうした流れは、一九
>八四年に中曽根首相の主導のもとにできた臨時教育審議会(臨教審)で確立されました。いまの「錦の
>御旗」は臨教審なのです。そこで「生涯学習」という理念が決まりました。学校中心主義からの転換、教
>師による「教育」から生徒中心の「学習」への転換です。この理念の延長にいまの教育改革がある。です
>から「ゆとり教育」の枝葉については否定できても、その根本理念を否定できる人はいないはずです。
>そして、臨教審のそのまた根っこにあるのが、八一年にできた臨時行政調査会(土光臨調)です。土光
>臨調に日本の霞が関はいわばほぼ全面降伏した。事務局に出向していてその場に立ち会った私には、
>強烈な印象です。国鉄がなくなって、JRになる。電電公社がNTTになる。それまでの常識では考えられ
>ないことが起こったのです。予算はこれ以上増やさず、シーリングをかけて厳しくやっていく。公務員の権
>力はどんどん抑える・・・。
>それからの二〇年、小泉改革にいたる世の中の流れというのは、一貫して、“官から民へ”。中央集権
>から地方分権へ、大きな政府から小さな政府へ、という流れでやってきています。「ゆとり教育」もまた、
>これに沿った政策のひとつなのです。国レベルの制約をゆるめて地方や学校現場での裁量を広げる、と
>いう意味で。