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2012年1月4日 掲載
野田政権の出方次第で「ありとあらゆる選択肢がある」【小沢一郎インタビュー】
民主党は09年総選挙のマニフェストで「地域主権の確立」を掲げました。僕は、
東日本大震災は災いを転じてそれを実現する最大の機会だったと思います。
それなのに、民主党政権はそうしなかった。政治家が「とりあえず、被害のひどい
福島、宮城、岩手の3県だけでもやろう」と決断すれば、地域主権確立の突破口に
なったのに本当に残念です。
依然として、中央省庁が被災状況を査定して霞が関に持ち帰り、紋切り型の事業に
ばかり予算を付けている。それに、中央が補助金を渡すシステムだと、地方の大きな
事業は中央の大手企業が取ってしまうんです。被災地の仮設住宅にしても大手
プレハブメーカーが受注して、東京から人を送って造った。これでは地方経済に役立たない。
結局、民主党政権は中央省庁の権限を奪えず、従来の国の統治機構を変えられない
ままでいる。官僚の抵抗はありますが、政治の側に覚悟がないからです。明治以来の
中央集権の官僚機構を根底から変える。そうした強い理念がないのだと思います。