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・「モノよりも優先して捨てるものがある」と語るのは社会評論家の岡田斗司夫氏。
「僕が思う現代のオトナが捨てるべきことは『ネット、トレード、自分探し』の3つです。これは
21世紀の『酒、ギャンブル、女』に置き換えられます。もちろん、やらないと人間の深みが
出ないんだけど、たしなむ程度にとどめようということです」
なるほど。では、その論拠を「ネット」から。
「21世紀の酒は何かというとネットなんですよ。ズルズルと時間ばっかりくって、しょっちゅう
やってなきゃ気が済まない。ちょっと空いたら、すぐ酒を飲まなきゃいけないみたいなアル中
状態ですよ。『ネットをやってない奴に何が分かるか』とか『ネットじゃない場所でどうやって
本音を喋れないんだよ』とか、いい感じで酔っ払っているだけです」
とはいえ「情報集めにネットを上手に活用する」という人も多いと思いますが……。
「情報で成功してる人は本を読んでますよ。ネットはおやつ、主食は本。ダメな奴ほど、それが
逆転していくんです。おやつで栄養価が取れるはずないのに、ビタミン剤(手軽な情報)を
欲しがるんです。本の内容をうまくまとめたまとめサイトが欲しいってことに慣れてしまうと
咀嚼力が下がって、結局同じ情報を見ても分からないんです。これがネット中毒になっている
人の特徴で、全く同じ情報を得ていても、読みが恐ろしいほど浅い」
取捨選択が下手になってしまうのでしょうか。
「筋力が落ちているんですよ。本という無駄な紙の塊の中から、自分がココだって思うことを
抜き出すのって脳の筋力なんです。筋力が落ちてるのに、どんどん歯当たりの良いモノ
ばかりを出されてきて、それを咀嚼すればいいと思ってるんですけど、筋力が落ちてるから
栄養価として取り入れられないんです。カロリーばかり高くて脳が肥満化してるんです。
なので主食が本、ネットはおやつ。電車の移動でも行きは本、帰りはネットと使い分ける
習慣が必要です」