11/11/15 18:59:22.08 un11Gxwr
【朝日新聞社説】これから日本が果たすべき役割は、米中双方に利益をもたらす、TPP経済圏と中国とのつなぎ役になることだ
スレリンク(newsplus板)
日本外交の基軸は「日米」であり、米国との関係強化を起点に外交を立て直すのは順
当だ。その意味で、TPPには「対中カード」という側面もある。
しかし、地球規模で経済の相互依存が深まったいま、中国抜きの経済体制はあり得な
い。ここは米国一辺倒に陥らずに、中国やアジア各国との関係改善、強化も急ぐ必要が
ある。
首相はAPECで「アジア太平洋自由貿易圏に主導的役割を果たしたい」と語った。
それならばこそ、日中韓の3国間や、ASEAN(東南アジア諸国連合)+3(日中
韓)の自由貿易協定も進めて、成果を上げよう。それらが「対米カード」にもなるはず
だ。
これから日本が果たすべき役割は、TPP経済圏と中国とのつなぎ役になることだ。
米中双方に利益をもたらす難しい役だけに、これまでの受け身の外交姿勢を改めて、
したたかに米国にも中国にもモノを言わねばならない。
朝日新聞:社説2011年11月15日(火)付