11/10/23 07:43:05.01 um6EhkUg
忙しいな回帰さんは。(笑)
インターナシャナルとか世界が一つになるグローバリズムなど夢のまた夢だよ。
湾岸戦争後、欧米で国家の壁を越えた自由貿易は世界を欧米のソフトパワーで
統一することになり、経済発展に必要な人権・民主主義を独裁国家は選択する
ようになり、結果として古い文明・文化は滅び、世界は欧米の価値観で新秩序を
構築することになる。というようなノーテンキな理想を言うスーザン・ストレンジや
フランシス・フクヤマのような識者が持て囃されるようになった。
しかし、これは、ローマ帝国がやったように、アメリカによるソフト・パワーを
使った、仕上げとしての覇権構築行動にしかすぎない。
当然、過去の歴史と同じで相反する文明を持つユーラシアの国家が反発し、
アメリカの覇権を壊し、自らが覇権を奪取しようという行動をとっている。
多くの人が勘違いしているのは、TPPは世界的グローバリズムになると
思っていることだ。TPPとは中国の価値観を広げようというグローバル構築行動を
止める為のアメリカをハブとしたブロック圏構築行動だよ。
アメリカは地理的規模を広げたモンロードクトリンを作ろうとしている。
その規模を広げることにより、ユーラシア大陸を包囲して、最終的に
中露にこのブロック圏に入るか、入らないかと選択を迫るつもりだよ。
米中の自らの価値観を世界に押しつけるグローバリズム競争はアジアが
米中どちらにつくかで態勢が決まる。その中でも日本の動向がカギになるのだ。
日本にとって国益はどちらなのか答は一つしかない。