12/05/22 22:58:28.51 aapEiXsM
■ 政教分離の原則とは?
「国家」と『宗教』の分離を定めたものであり、政治と宗教の分離を定めたものではない。政教分離の「政」とは国家を示し、「政党」「政治団体」「政治活動」のことではない。
英語では、「セパレーション・オブ・チャーチ・アンド・ステート(=教会と国家の分離)と表現され、国と宗教の分離を言っている。
☆権力の宗教介入を規制
憲法第20条には「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」とある。
つまり、国家は宗教に対して中立でなければならないと国家を規制し、信教の自由を保障している。
日本でも戦前、軍部政府が国家神道を強制して、国民の思想統一を図り、戦争への道を突き進ませた。
このように国家権力が宗教を支配するようなことが二度と起きないように、信教の自由を保障し、民主主義の根幹を守っているのが憲法20条なのだ。
■政府の見解は一貫している
この解釈については“憲法の番人”である歴代の内閣総理大臣が繰り返し答弁し、歴代政府の見解も一貫している。
1946年(昭和21年)、金森徳次郎国務大臣(憲法担当)が“政党として宗教団体の関係者が政治上の行動をするということを禁止する趣旨ではありません”と日本国憲法制定当時から明言しているのだ。
京都大学院の教授は「政教分離は、私たちの生活のなかから宗教を追い出せ」というものではないのです。宗教なき世界というのは考えられません。どうも、わが国における「政教分離」論の根底には、あたかも憲法が無宗教、
もっといえば非宗教であることを大前提にしているのだという誤解があります」と語っている。