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人工呼吸器:外れて死亡した患者の遺族、メーカーを提訴
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毎日新聞【山本将克】 2014年10月18日 01時40分
昨年４月、人工呼吸器のチューブが外れて呼吸不全で死亡した筋ジストロフ
ィー在宅患者の遺族が、機器に欠陥があったとして製造会社「パシフィックメ
ディコ」（東京都文京区）などに、製造物責任（ＰＬ）法などに基づいて計１
０００万円の賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。１７日、代理人弁護士
が記者会見して明らかにした。
患者は関東地方の男性。訴状によると、同社が製造した呼吸器を病院から借
りて、自宅で生活していた。遺族側は「チューブなどは万に一つも誤脱が生じ
ないよう設計されなければならない。外れた際に警報も鳴っておらず、欠陥が
あった」などと主張している。
遺族側の代理人は会見で「過去にも同様の事故が散見されている。二度とこ
のようなことが起きないよう製品改良を求めたい」と話した。