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中国、山々削り成長底上げ GDP昨年8%割れ
公共投資頼みに危うさ
2013/1/19 日本経済新聞
【北京=大越匡洋】中国の2012年の経済成長率は13年ぶりに8%を下回る水準に落ち込んだ。
足元では堅調なインフラ投資を背景に景気は上向く兆しをみせるが、
持続的な安定成長につなげるには内需主導の成長モデルへの転換が欠かせない。
習近平指導部は「都市化の推進」で農村の消費を底上げするとうたうが、
旧態依然とした投資依存の危うさが潜む。
市中心部から黄河を渡って北東部の農村を抜けると、黄土に覆われた小山が連なる。
農地もない丘陵地を巨大な重機が切り崩し、土を運ぶダンプカーが行き交う。
中国政府が成長の柱に掲げる「都市化」の一例だ。食糧確保のため農地は削れない。
地方政府の開発対象は奥地へと向かう。
蘭州新城の付近に住む住民も「あんな辺ぴなところに誰が住むのかね」と首をかしげる。
中国国家統計局の馬建堂局長は18日の記者会見で「15~59歳の人口が12年に初めて減少した」
と述べた。投資に頼るだけでは失速のリスクがつきまとう。中国経済は大きな課題を背負っている。
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