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ベルギー最高齢アスリートが安楽死、シャンパンで乾杯して旅立つ
ベルギーで「最高齢アスリート」として親しまれてきたエミール・パウウェルスさん(95)
が安楽死を選択し、家族や友人約100人とシャンパンで乾杯をした後に旅立った。
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7日のベルギーのメディアは、前日の6日に自宅で家族や友人、スポーツクラブの仲間たちに
囲まれ、微笑みながら乾杯しているパウウェルスさんの姿を伝えた。
フラマン語の現地日刊紙ヘット・ラーツテ・ニウスによると、パウウェルスさんは6日、
「後悔はしていないし、死への恐怖感はまったくない。わたしの人生の中で最高のパーティーだ。
友人全員に囲まれて、シャンパンと共に消えていくのが嫌だなんて人がいるかい? 」と語った。
「注射薬を持って医師が来たとき、わたしは満たされた人生を送ったと思いながら、この世を去る」
パウウェルスさんは末期の胃がんのため、この数か月間は寝たきりになっていた。
昨年3月に行われた高齢者欧州選手権の屋内60メートル走で優勝したのが、アスリートとして残した
最後の大きな成績だった。
ベルギーでは2002年に安楽死が合法化され、12年には1432件が報告された。現在は安楽死の対象を、
12歳を超える子供にも拡大することが検討されている。
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