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米国医師会倫理規定によれば「医療に従事する者の主要な任務は、人間の尊厳に対する
畏敬の念を持って、人間社会にサービスを提供する事である。
一人一人の患者に対して十分に奉仕し、献身することである。」と謳われている。
私が米国で生活した経験では、「医療を受けるだけの経済力がある患者においては」という
付帯条件が付くように思いました。
日本では「なんぴとも」平等に、高度な医療が受けられる。素晴らしい制度だ。しかし、
残念な事に、依存心が増幅して献身的な医療従事者を悩ませる事が多くなっていると思う。
今日は外来患者さんで下痢と嘔吐、発熱の方が入院を拒み外来治療で治すようにと迫ってきました。
しかも、お盆に北海道旅行が予約してあるからそれまでに治してもらわねばキャンセル料が
無駄になる。と無茶な事を平気で主張してきたのには閉口した。このような自己主張の強い
人にまで医療従事者は献身的に奉仕しなければならないのかと思うと意欲が削がれる。