12/07/21 23:39:18.50 7SVaRy0V0
今日は、つまらない一日であった。女医さんからの夕食の誘いを断り、居酒屋で夕食をとる
事を決めていたが、製薬会社が催す研究会に出席して演者との打ち合わせしたのち、
質問をする役を医局から仰せつかったので、急遽予定を変更してホテルの会場に向かった。
製薬会社の課長から演者の「臨床教授」を紹介され打ち合わせをした。この臨床教授はほとんど
文献を出しておられないし、およそ教授の風格も無い人柄でした。予定通り研究会は終了し別室
に用意された意見交換会に名を借りた立食パーティー場に案内された。私は毎回このての
立食パーティーはお断りしているのだが医局の命もあり出席した。宴会の前の臨床教授の挨拶が
終わり、製薬会社の課長の挨拶が始まるや否や、案の定、一斉に皿とはしを手にした医師たちが
津波の様に上座のテーブルになだれ込んできた。会場の上座には高級料理が並べられているからである。
彼等が去ったあと、大きな皿には料理がつつきまわされた残骸が残っているだけだった。
製薬会社も心得ていて来賓用に隠していた皿を臨床教授の前のテーブルに置いて促していた。
毎回この光景を見るのが嫌でいつもお断りしているのです。見たことも無い高級料理よりも居酒屋の親父の
料理のほうがウマイし気持ちが落ち着く。ビールを手にした若手の先生が彼の友人を私に
紹介するためにやってきた。儀礼上ビールの酌を受け口にするが温くてまずい。いっ時も早くアパートに
帰りシャワーを浴び、腰にバスタオルを巻いて冷たいビールをいっきに飲みたくなったため
頃合いを見てこの会を中座してアパートに戻った。一杯目と、2本目のビールの味は最高だ。