12/02/22 09:58:36.56 EzZ+GAiy0
9年目にして配属された病棟の看板に、「救命救急病棟」って書いてあったのです。がびーん。
いやー、人事の人さー「4階西病棟」つってたから、「4西、4西」口酸っぱく言ってたからさー、
すっかりね、そのあだ名に踊らされて、病棟の本名聞くの忘れてたわー。
いやー、看護師になって9年。 お噂は かねがね。
なにやらこの世界には、救急病棟って病棟もあるらしいよ、と。
ほんとにあったかー。 結構、身近にあったー。ドラマの中だけの架空の病棟かと思ってたわー。
で、まあ、勉強もかねて、ドラマ「救命病棟24時」をおさらいしたんですけど。
もうね、ドラマティック。ドラマティック病棟と言ってもいい。
展開が、もうすごいわけ。これが、あの有名なカードバトルかしら?デュエルかしら?
ってくらいの息を呑むドクターの処置シーン。
もうね、ずっと俺のターン。
メス、メス、クーパー、ガーゼ、吸引、最後にクーパーを添えてターン終了!みたいな。
それに対する看護師がね、もう、全然物語を邪魔しない感じなわけです。
クーパーとかね、ガサ入れかってくらいゴソゴソ捜してる看護師、一人もいないわけです。
ガーゼを出すとき、袋の切れ目が一生見つからない看護師も、一人もいないわけです。
江口のキメ台詞が聞き取れなくて、5回くらい聞き返してる看護師も、ひとっこ一人もいないわけです。
かたや私、看護師暦9年の粋(すい)を結集しても、ドクターの言ってる言葉は、常時、呪文に聞こえるよー。
先輩の「急いで○○持ってきて!」の○○が、1回で聞き取れたことがないよー。
そんな私がね、ついに躍り出たわけです、救急のピッチに。
押すなって、押すなって、という上島ナイズされた動きで、満を持して。
加藤、登場!!!