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─「一生涯保障」「持病があっても入れます」といったコピーと共に、日々メディアに登場する
生命保険のCM。これには巧妙な罠が隠されているという。しかし、その罠について、テレビはおろか、
雑誌ですら大スポンサーである生命保険業界におもねって、真実をほとんど伝えようとしない......。
"保険月"という言葉があるのをご存じだろうか? 大手企業の社員や公務員の方は経験があるだろうが、
秋口であるこの季節になると、保険会社のセールスレディが社内に来たり、あるいは知人を介して訪ねてくる、
保険会社が売り込みに力を入れる時期のことである。もちろんこの時期には、保険広告を目にする機会も
増えているはずだ。
「これは例年、各保険会社が保険商品を拡販しようとキャンペーンを行う時期で、保険に加入する
顧客の都合云々というよりは、業界の古い慣習です。この時期になると保険会社のセールスレディの間で
集会が開かれ、普段よりはるかに高いノルマを課され、新規開拓のためのアポイントメントを必死で
入れることになります」(保険業界関係者)
とはいえ、ひと昔前と違って、会社の中に営業担当者が堂々と入り込んで、新入社員を見つけるや
「社会人になったのだから」と勧誘を始めるという光景はずいぶん減ったようだ。企業がコンプライアンスなどに
敏感になっている今、どの会社も外部の人間の立ち入りには厳しくなっていることがその理由だろう。
それよりも近年は、盛んに放映されるCMや新聞・雑誌広告をきっかけに保険に加入する向きが
多いかもしれない。ある外資系保険会社社員によると、「最もCMを大量に流していたのは10年前。
ある保険会社では、年間500億円もの広告費をCMにつぎ込んでいたというが、そこから得られた
利益は700億円に上り、十分元が取れていた」というから驚きだ。
だが、耳あたりの良い話に惹かれて保険に加入しても、"いざ"というときに保険金や給付金が
支払われない事例が世間を騒がせたことは記憶に新しい。明治安田生命が悪質な不払いを
繰り返していたことが発覚し、社会問題となったのは2005年のことである。
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