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刑務所長 谷川亮太、社会復帰への架け橋
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八神県松戸刑務所（受刑者数334人）、この刑務所が現在取り組んでいる社会復帰プログラムが注目を集めている。
プログラムの中心となり、若者たちを社会復帰に導いた刑務所長谷川亮太さんにお話を伺った。
松戸刑務所では時代を反映してか、ネット犯罪で収監された受刑者が多い。
ネットと現実とのギャップに苦しみ、他人の痛みがわからずに傷つけてしまう―
そんな彼らの特徴に谷川さんは目を付けた。
『ネットを見てみると、くだらないことで喧嘩をしている人が実に多いのです。自分よりも弱いものを見つけて一斉に攻撃する。
普通、一般人の個人情報や性癖なんて誰も興味を持たないでしょ？本人は嫌がっているのに嬉々として書きこむ。』
力の向け方と使い方さえ間違えなければ、受刑者もいい奴ばかりと胸を張る。
猥褻画像を貼って服役した篠日さん（仮名）には、お前の粘り強さと大胆さを社会に役立てろと説得して見事更生させた。
今年の4月、篠日さんは谷川さんの母校黒死館大学の門をくぐる。谷川さんの自慢の後輩になりたいと恥ずかしそうに語っていた。