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「掲示板に『最後のカードが当たらない』って書き込みが殺到してる。次は少し当てやすくしてやろう」
東京・港区のソーシャルゲーム開発会社。冒険ゲームを管理するプログラマーの男性(30)はパソコンのキーボードをたたき
コンプガチャでアイテムが当たる確率を調整し始めた。
「『いいゲーム』と言えるかどうかは、どれだけアイテムを買わせるかにかかっている」と話す男性は、
「決め手は『ハイジン(廃人)課金者』に、いかに長く続けさせるかだ」と明かす。
(略)
社内のコンピューターが課金状況を常時監視し、多い時で1時間に1回、メールでデータが届く。
「アイテム課金が足りない」「アクセスユーザーが少なすぎる」。急いでプログラムを書き換え、通常300円のアイテムを急きょ
100円にするキャンペーンを始めることもある。「数字がすべてだ」と男性は話す。