11/11/11 03:28:28.68 2Djl5J9z0
>>615
勝新太郎は兎も角、若山富三郎に逆らえる人は誰もいなかった。
まずあのケンカ番長の安岡力也が若山に説教される時は信じられないくらい
ショボンとうな垂れていたし、中尾彬も「昔の若山さんは半端じゃなく怖かったね」と
回述した。
それに挨拶がないと言う理由で菅原文太を殴ろうとしたし、力也とケンカした渡瀬恒彦にも
「自重しろ！」と叱り付けた。
山城新伍に至ってはエッセイの中で「貯金はないが芸の貯金はある人」と褒めたのに激怒。
山城を呼び付けて「貯金がねぇだと？俺はホテル暮らしをしているんだぞ！テメェがこんな
事書いたらホテルから信用されなくなるだろうか！」と怒鳴りつける。
更に自分の弟子にはもっと厳しくて誰もが殴られて逃げて行く。だから若山の弟子で大成した
役者はいない。