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20代の18％がBBQに野菜は不要と回答！理由は野菜嫌い・軽視だけじゃなかった！
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今年の夏、BBQ（バーベキュー）を楽しんだ方は少なくないでしょう。BBQのメインはなんといっても肉。
炭火でジュージュー焼かれる音と、網の上でおいしそうな色に変わっていく赤身肉を見ていると
それだけでヨダレが垂れてきますよね。ほかにも、ピーマンや人参などの野菜や、貝や海老などの海鮮類が網の上を彩ってくれます。
これらBBQ食材のなかで、肉は野菜や海鮮類に比べて多く食べられる傾向にあります。
焼き上がるのが早いことに加え、買い出しの時点で肉の比率が多くなりがちだからです。
なかには、BBQでは野菜を摂らず、肉しか食べない人も見られます。
以下のアンケート調査結果は、それを示すものです。
【質問】BBQに野菜は必要ないと思いますか？
・必要ない：9.6％
・必要である：90.4％
（インターネットリサーチ「Qzoo」、調査期間：2014年8月15日（金）～8月19日（火）、対象：全国20代～60代 男女ユーザー計1500名に調査）
およそ10人に1人がBBQに野菜は必要ないと答えています。ただしこの数値、世代別に見ると開きがあります。
20代男女では18.0％がBBQに野菜は不要と答える一方、60代男女ではこの数値は5.3％にすぎません。
■「若者＝肉好き」だけじゃない！野菜を思いやるがゆえの「BBQ野菜不要論」
20 代の若者がBBQに野菜はいらないと答えるのはなぜでしょうか？ 私たちはその理由を、
「若者は肉好きだから」というシンプルな解釈で終わらせてしまいがちですよね。たしかに、
回答者のなかには素朴に「肉を思う存分食べたいから野菜はいらない」と答えた人がいたのは事実です。
ところが、これ以外の理由で「BBQ野菜不要論」を唱えた人が一定数いたのです。
今回は、興味深いその声の一部をご紹介します。
「野菜は黒コゲになって誰も食べないから。最終的に、『誰かこれ食べる～？』
という女子のかけ声に応えて処理する体育会系男子がかわいそう」（29才・事務職・女性）
「火が通りにくいので野菜を最初に焼くのだが、肉を食べるころには野菜の存在はとうに忘れ去られている。
食べられずに焦げた野菜がかわいそうなのでBBQに野菜はいらないです」（29才・公務員・男性）
「仮に自分がカボチャとして生を授かったら、BBQの材料として死を迎えるのだけはごめんです。
カボチャをBBQで食べるというのは、素材を活かさない最悪な食べ方。焼かずに持ち帰ってパンプキンパイをつくったほうが100倍マシ」（26才・営業・男性）
「野菜も食べなきゃって思うけど、タレにつけるとタレの味しかしなくなり箸が進まない。
私は焼きそばでまとめて野菜を摂る派です。本当はお肉を食べる前に野菜を食べた方が
ダイエットにはいいんですよね…」（27才・アパレル・女性）
「そもそも、野菜も肉も一緒くたに焼き、一律に焼き肉のタレで食べることが思考停止だと思います。
こうしてタレまみれになった野菜は、オカズはもちろん、肉の付け合わせにもなりません」（22才・大学生・男性）
そして、こんな熱い声も。
「ただ焼いて焼き肉のタレに浸けるだけ、という現状のBBQフローで野菜がバリューを発揮できるわけがない。
これ以外の方法がリリースされれば野菜参入もアリですね。
たとえば、キャベツなど一部の野菜はそもそも焼かないで塩揉みして前菜にする、ピーマンやズッキーニは
魚介類と一緒にアルミ皿に入れてオリーブオイルに浸して網の上に置いてアヒージョをつくるなど、
すべて『焼く』のではなく調理方法やタイミングなどで最適なポジションを与えて、コース料理としてBBQを
ゼロベースで捉え直せば、『BBQの味が全部同じ』の問題は解決します」（28才・コンサルタント・男性）
BBQに野菜が不要と答えた人の一部は、けっして野菜が嫌いなのではなく、現状のBBQでは
野菜が活かされていないことに不満を持っていたのです。たしかに、BBQの野菜の扱い方は肉に対してあまりにもぞんざいです。
健康志向が高まりを見せる昨今、BBQにおいても野菜をしっかり摂りたいというニーズは高まっています。
この問題にうまく解決策を提出できることができれば、そこには最高のビジネスチャンスが待っているのかもしれません。
（文／しらべぇ編集部・石川海老蔵）