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被災地に竹ぼうき100本 須崎市の男性手作り
2012年12月06日08時57分
東日本大震災の被災地に贈る竹ぼうきを、こつこつと手作りしている男性が須崎市にいる。
同市押岡の谷岡一四(かつし)さん(87)。150本を作り、5日までに100本を福島、
宮城両県に贈った。「一人の力では何もならんかもしれんけど、他に支援する方法もない」。
静かに被災者に寄り添い続けている。
竹ぼうきを作り始めたのは昨年9月。「テレビや新聞で、自宅に帰るに帰れない被災地の
人を見て気の毒で」と、老人クラブの活動で作り方を覚えた竹ぼうきの寄贈を思い付いた。
県の許可を得て、新荘川で竹を調達。農作業の合間を縫って、柄の部分を丁寧に削り、
束ねた細い枝を針金で固定して仕上げた。
「いらん言われたら困る」。善意が押し付けにならないよう、今年2月に福島県の老人クラブ
連合会に手紙で寄贈の意思を伝えると、「すぐに送ってください」と返信が届き、
同月中に50本を贈った。
竹ぼうきは同連合会が、東京電力福島第1原子力発電所の事故で避難を余儀なくされている
同県の大熊町や双葉町など10カ所の老人クラブに5本ずつ分配。感謝の思いをつづった
手紙も複数届いた。礼状によると、仮設住宅などで使われ、「お守りとして飾る高齢者もいる」
という。
谷岡さんは近く岩手県にも50本贈る。
URLリンク(www.kochinews.co.jp)
【写真】被災地に贈る竹ぼうきを仕上げる谷岡一四さん(須崎市押岡)
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