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”伝統ある相撲部に来れ!! デーモン閣下さん 母校早大で勧誘”
百年近い伝統を持ちながら、部員不足に悩む早稲田大学相撲部が二十二日、学生に相撲を体験してもらい、
楽しさを知ってもらおうと、東京都西東京市の東伏見キャンパスにある相撲場で相撲大会を開いた。
相撲好きで知られ、今春から相撲部特別参与に就いた早大OBのデーモン閣下さんが審判長を務めた。
相撲部は1917(大正6)年創部。かつては学生横綱や大相撲の関取も輩出したが、近年は部員不足で、
昨年と今年の部員は各三人のため、五人で戦う団体戦では他の運動部員に応援参加してもらっている。
大会は「早稲田杯」と銘打ち、昨年から開催。今回は一~四年生の八人が参加し、四股やすり足などの基本練習の後、
総当たりで対戦し、土俵際の激しい攻防など熱戦を繰り広げた。
六勝一敗同士の決定戦で優勝した社会科学部一年青木泰達さん(21)は「相撲を見るのが大好き。
太らなければ入部もいいんですが」と迷っていた。デーモン閣下さんは「アマチュアは体重別だから問題ない」と勧誘、
「相撲部は大変な危機にある。五年後の百周年に向け、君たちの出番だ。待っているからな」と呼びかけていた。
参加者は終了後、部員らとともに、ちゃんこ鍋を囲んだ。主将の社会科学部四年元杉有成さん(21)は
「今日の上位者はもちろん、興味のある人はぜひ入部してほしい」と声をかけ、手応えを感じている様子だった。
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東京新聞
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