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■両陛下の陵は寄り添うように 2013年11月14日 19時9分 ①
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天皇皇后両陛下が逝去された際に埋葬される「陵」の在り方などについて、両陛下の意向を受けて
検討を進めてきた宮内庁は、お二人の「陵」をこれまでより小さくしたうえで、同じ敷地内に
寄り添うように造ることを決めました。
宮内庁は、象徴としての立場にふさわしい「陵」と「喪儀」の在り方について、国民生活への影響を
少なくしたいという両陛下の意向を受けて、去年4月から具体的に検討を続けてきました。
その結果、両陛下が埋葬される2つの陵は、東京・八王子市の武蔵陵墓地にある大正天皇陵の
西側に造られることになりました。
墓地の地形や面積の制約から、ふさわしい場所が少なくなっている現状を考慮して、お二人を含めた
今後の陵の用地を確保するため、これまでよりやや小さくすることになり、
▽天皇陛下と皇后さまで合わせて3500平方メートルとし、
▽昭和天皇と香淳皇后の80%程度の大きさになります。
墳丘の形は、明治天皇以降の陵と同じ上円下方となりますが、総工費は減ることになります。
また、お二人の陵を同じ敷地内に設け、墳丘などがある「兆域」と呼ばれる部分を、接する形にして
寄り添うように造ることで一体感のあるものとすることも決まりました。
天皇と皇后の陵が全体として横並びに接するように造られるのは初めてです。
宮内庁は、お二人を一緒に埋葬する合葬も視野に検討を始めましたが、
皇后さまが強く遠慮され、見送られたということです。
続く