13/11/13 11:10:26.56 AMpvAQzE
読売新聞 2013年11且13日(水曜日)
◆久子さま母に仏勲章 日仏友好4代にわたり貢献
高円宮妃久子さまの実母、鳥取二三子さん(86)(東京都)が、仏政府から最高勲章
レジオン・ドヌール(オフィシエ)を授与されることになった。
日仏交流団体「フランス語婦人会」の会長や役員を務めるなど、長年にわたり日仏の
友好親善に大きく貢献したことが評価された。
オフィシエ章は、日本人女性では極めて高い評価。二三子さんの家族は、曽祖父から
4代続けて仏とゆかりが深く、二三子さんは、「父や祖父らの功績も含め評価されたのでは
ないでしょうか。主婦として生きてきた自分が、まさかこのような勲章をいただけるとは
思いませんでした」と話している。
二三子さんは1927年、外交官で、後に国際儀礼の大家と呼ばれた友田二郎氏の長女として誕生。
父の転勤に伴い、少女時代の多くを仏マルセイユやリヨンで過ごした。
25歳の時、商社マンだった鳥取滋治郎氏と結婚。鳥取氏の仕事の関係で72~76年にパリに在住し、
堪能な仏語を生かして社交界で活躍した。
帰国後は「フランス語婦人会」に所属。同会が作成した来日フランス人向けガイド本の編集に
携わるなど、長く日仏友好の懸け橋となってきた。
二三子さんの母方の曽祖父は明治初期に仏式の陸軍を創設しようと尽力した
曽我祐準(そがすけのり)子爵、祖父は、仏のエリート校「エコール・ポリテクニーク」を卒業し、
後にパリ講和会議などにかかわった曽我佑邦(そがすけくに)子爵。
佑邦氏、友田氏ともレジオン・ドヌール勲章を受章している。
今年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で仏語で挨拶した久子さまは
「フランス語は母の方が上です」と話、受賞を喜ばれている。