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★3人乗った自衛隊ヘリ 鹿児島上空で行方不明
2月12日 16時59分
12日午前、3人が乗った海上自衛隊の小型ヘリコプターが、訓練飛行中、鹿児島県上空での
交信を最後に行方が分からなくなっていて、防衛省などが付近を捜索しています。
防衛省によりますと、鹿児島県の海上自衛隊鹿屋基地所属のOH6ヘリコプターが、
鹿児島県伊佐市付近を飛行中、午前11時5分の無線交信を最後に、行方が分からなくなっています。
このヘリコプターには、海上自衛隊の30代の教官と、40代の隊員、それに訓練生の
20代の隊員1人の合わせて3人が乗り、訓練飛行中だったということです。
このヘリコプターは、午前9時19分に鹿屋基地を離陸しましたが、積み込んだ燃料から、
午後0時20分ごろまでしか飛行できないということで、防衛省は、不時着したか、
遭難した可能性もあるとみて、警察とともに付近の捜索を続けています。
このヘリコプターは、伊佐市付近を飛行中、当初、飛行を予定していた鹿児島県出水市の天
候が悪いとしてルートを変更し、宮崎県のえびの市や小林市付近の上空を飛行し、
鹿屋基地に戻る予定だったということです。
・上空にやや発達した雨雲
気象庁によりますと、鹿児島県伊佐市付近の上空は、12日朝は気圧の谷の影響で雲が広がり、
午前11時すぎから正午ごろにかけてやや発達した雨雲が西から東へ通過していました。
伊佐市大口にあるアメダスの観測点では正午までの1時間に3.5ミリの雨を観測し、
正午には東よりの弱い風が吹いていました。
鹿児島地方気象台は、12日未明、伊佐市を含む鹿児島県薩摩地方などに雷注意報を発表し、
朝から昼前にかけて急な強い雨や落雷、突風に注意するよう呼びかけていました。
・不明ヘリはパイロット養成の練習機
OH6ヘリコプターは全長9.3メートルの4人乗りの小型ヘリコプターで、海上自衛隊では
パイロット養成の練習機として鹿屋基地の教育航空隊に配備されています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)