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韓国の朴槿恵大統領の議員当時の元補佐官チョン・ユンフェ氏が、
国政に介入していたことを示す青瓦台（大統領府）の内部文書の存在を韓国紙が報じたことが、波紋を広げている。
この問題が報じられた２８日午前、大統領府報道官は記者会見で
「報道内容は事実ではない」などと全面否定。
同日午後にはスクープ記事を掲載した「世界日報」の社長や編集局長、記者ら６人を
「出版物による名誉棄損」の疑いでソウル中央地検に告訴した。
さらに、記事の中で内部文書の執筆者として名前が挙がった
警正（日本の警視正に相当）についても捜査を依頼した。
この関係者は、警察から大統領府に出向していたが、文書作成後まもなく警察に異動している。
一方、野党・新政治民主連合は２９日、
「文書が事実であれば、朴槿恵政権最大の国政スキャンダル。看過できない重大な事案だ」
として国会で追及する姿勢を改めて示した。
同党は、非公式な「陰の実力者」が国政に影響を与えていることを問題視している。
これに対し与党セヌリ党は「真実究明は検察の仕事」として、国会での論戦には及び腰。
同党スポークスマンは
「報道された文書は、作成者本人が調査したものではなく、
そのような風評が流れていることをまとめたもので、真実とは関係がない」
と、文書の存在を認めつつもその内容を「デマ」と断定した。
世界日報の報道によると、文書は昨年末から大統領府の
キム・ギチュン秘書室長の交代説が流れた経緯などをまとめたもので、
大統領府公職規律秘書官の指示で１月６日作成された
「秘書室長交代説など、ＶＩＰの側近の動向」というタイトルの報告書。
その中では、チョン氏が月に２回、大統領府の関係者ら１０人と会合を持ち、
国政運営や大統領府内部の状況について議論していたことや、
チョン氏がキム秘書室長を辞任に追い込むための情報を流すよう指示していたことなどが記述されている。
チョン・ユンフェ氏は、産経新聞前ソウル支局長が朴槿恵大統領に対する名誉棄損を問われた記事で、
セウォル号沈没事故当日のいわゆる“７時間疑惑”の密会相手として名前をあげられた人物。
このため、一部の韓国メディアはこの問題が「前ソウル支局長の公判や韓日関係に影響を与える可能性もある」と報じている。
この問題に対して、韓国ネットユーザーからは様々な意見が寄せられている。主なコメントは以下の通りだ。
「飼いならされた検察が必要な局面だな」
「セウォル号救助のときに、今のように迅速に動けよ。大統領のことなら、あとさき考えず飛び込むのな。天皇と神風を思い起こさせる！！」
「青瓦台が検察を掌握しているのに、どうやって公正な捜査を？常識を考えて言えよ」
「インタレスティングだ～～興味津々」
「嫁がせましょう…」
「いっそチョン・ユンフェとの関係を明らかにして堂々と結婚すりゃいいじゃん…大統領も人間だもの。男と一緒のときもあるでしょ…」
「一体チョン・ユンフェが何者だからって、国中がこんなに騒がしいんだ？」
「口を開くとウソを吐くｗ産経報道があってそうｗ」
「真偽を伏せ、誰がばらしたのかという点に持ち込もうとする青瓦台・与党のレベルが凄すぎる」
「政府の奴らは、告訴に味をしめたか」
「祭りだ、祭りだ。産経新聞はお祭り騒ぎ」
「レームダックの証拠だな～これが事実なら」
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