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米大手教育出版社「マグロウヒル」(本社・ニューヨーク)が出版した高校の世界史の教科書=写真=に、
旧日本軍が慰安婦を強制連行したとする記述があることが分かった。
教科書はカリフォルニア州ロサンゼルス市や同市近郊の公立高校で使用されているほか、
他地域でも使われている可能性がある。
中韓による反日活動で広がった、事実に反する認識が
「史実」として米教育現場に持ち込まれている実態が浮上した。
問題の教科書は「トラディッションズ・アンド・エンカウンターズ(伝統と交流)」。
先の大戦を扱った章で約1ページにわたり、
「日本軍は14~20歳の約20万人の女性を
慰安所で働かせるために強制的に徴用し、慰安婦になることを強要した」
「逃げようとして殺害された慰安婦もいた」
などと、強制連行があったかのように記述されている。
「日本軍は慰安婦を天皇からの贈り物として軍隊にささげた」
と虚偽の内容も含まれている。
現代史家の秦郁彦氏によると、慰安婦の約4割は日本人で、
朝鮮半島出身者は約2割だったとされるが、
教科書では
「多くは朝鮮や中国からの慰安婦だった」
「戦争終結時に証拠を隠すため、日本兵は多くの慰安婦を殺害した」
など、事実と反する内容も目立つ。
また、この教科書で日本の江戸時代を考察する項目で使用されている地図は、
2008年に改訂された第4版で「日本海」と表記されていた部分が、
第5版(10年改訂)からは「日本海(東海)」と韓国側の呼称も併記されていた。
ロサンゼルス統一学区では、複数の公立高校がこの教科書を使用している。
米国では一般的に各学区の教育委員会がそれぞれの教科で数冊の教科書を指定し、
各校がその中から1冊を選ぶ。
マグロウヒルは教科書出版では最大手の一つで、
他の地域でも同じ教科書が使われている恐れがある。
日本政府は出版社に記述の是正を求めるなどの対応を迫られそうだ。
URLリンク(www.sankei.com)
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