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■朝日新聞
忘れない」と言い続けよう マイク・モチヅキさん 2014年8月6日05時00分
慰安婦問題を考える
慰安婦問題はもはや日韓問題ではなく、国際社会の関心事になっている。
日本で河野談話を見直す動きなどが出るたびに、日本のおわびや反省の言葉が
偽物だったと映り、米国での韓国系の活動を活発にさせている。
日本政府の対応もお粗末だ。慰安婦像を撤去させようと職員を地元に派遣し、
米韓で報じられ、事態を悪化させた。碑の文言や犠牲者数で反論があるかも
しれないが、大きな視点で物事を見る必要がある。
米国にも歴史問題がある。私は、父も祖父も太平洋戦争中に強制収容された
日系人だが、日系人収容所問題での米国の対応を誇りに思う。80年代に連
邦議会が謝罪をし、父は大統領署名の謝罪文と小切手を受け取った。直後の
会合でミネタ元運輸長官ら日系人リーダーは「こんな日が訪れるとは想像もして
いなかった。過去の失敗に向き合える米国を誇りに思う」と涙を見せていた。
話はこれで終わらない。収容所は今、国立公園局下で修復されている。私も
家族と収容所の跡地に見学に行き、改めて過去を学んだ。売店には強制収容の
歴史を記した書籍などが並んでいた。記憶を風化させず、米国が二度と同じ
過ちを繰り返さないための取り組みがここにある。
多くの日本人が「もう十分だ。未来志向で行こう」と言うが、それを言うのは
被害者の側であって、日本人はまず「私たちは忘れない。過ちを繰り返さない」
と言い続けるべきだ。
日本大使が、碑の前で河野談話を読み上げて、「戦後日本は、女性の権利、
人権を推進する立場であり続けたし、これからもそうだ」と宣言するのも賢明な
やり方だと思う。世界中のメディアを通して、前向きなメッセージを伝えられる
だろう。 過ちが繰り返されないよう、日本の若者には世界各地での女性の権
利の擁護者になってほしい。asahi.com
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