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キムチ発祥国たる韓国はキムチを通じて中国市場への影響力を高めることで、
日本に傷つけられたプライドを回復しようとしているが、政府内で不和が生じている。
写真は中国で販売されているキムチ。
2013年11月28日、韓国では本格的な冬を前に来年食べるキムチを仕込む作業が行われるが、
そうした中、韓国政府がキムチの中国における新名称に頭を悩ませている。
中国広播網はそのきっかけは日本にあったと指摘している。
韓国農林畜産食品部はこのほど、中国における他の漬物との差別化を図り、
その強い辛味などの特徴を前面に出した「辛奇」という中国名を考案。
中国本土や香港、台湾で商標を登録し、この新たな名称を使うことになった。
ところが、韓国文化体育観光部がキムチの中国名としてこれまでも使われてきて
よく知られた「泡菜」(漬物)という名称を使い続けており、
両部門間で意見の相違や業務上の行き違いが生じている。
韓国が新名称を考案し、商標まで登録した背景には、
日本で通用している「キムチ」が商標として海外で登録され、
日本で生産された「キムチ」が輸出されたことに韓国人はなすすべもなく、
キムチ発祥の国としてプライドを深く傷つけられたという経緯がある。
キムチ発祥国としてキムチを通じて中国市場への影響力を高めることで、
日本によって傷つけられたプライドを回復しようとしており、
新たな名称は1年もかけて考案したとされるが、
自国政府内で不和が生じることまでは予想できなかったようだ。
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