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URLリンク(www.xinhua.jp)
アシアナ航空機事故を調査している米国運輸安全委員会(NTSB)が、
操縦士の証言とフライトレコーダーの食い違いを指摘し、
操縦士のウソを疑い執拗な調査をしているとして、韓国メディアが不満をあらわにしている。
12日付で華西都市報が伝えた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは11日、事故調査の専門家の話として、事故の謎を解くことで、
フライトレコーダーと操縦士の証言との間に存在する食い違いを説明できるかもしれない、と報道。
暗に操縦士がウソをついている可能性を指摘した。
NTSBは調査の過程で3つの疑問点を指摘している。
(1)操縦士が失速してから30秒以上も何もしなかったのはなぜなのか
(2)操縦士たちは事故当時、何を見て、どんな措置をとったのか
(3)フライトレコーダーと操縦士の証言に食い違いがあるのはなぜか―。
NTSBのハースマン委員長は10日、
機長と他の操縦士2人のコックピット内での様子や会話を調査していると報告した。
同委員長によると、操縦士たちは着陸に失敗してから
90秒後にようやく、飛行機のドアを開け、脱出用のシューターを出すよう命じることを決定。
だが、機体の損傷程度や一部乗客が重傷を負っていたこと、
その後に炎上したことを鑑み、このような決定は調査を受ける必要があるかもしれない、
と指摘している。
これに対し、操縦士の1人が
「自動操縦が正常に作動していなかった。操縦士のミスではない」
としたほか、
「危険な低空飛行に対し、自分は最初から警告を発していた」
と証言したが、
フライトレコーダーによると、警告を発したのは別の操縦士だったことが判明しているという。
このような操縦士を疑うような動きに、韓国国内からは強い反発が起こっている。
韓国国土交通部は9日、
「NTSBの発表は単にフライトレコーダーとボイスレコーダーの分析結果に基づいたもの。
いい加減に操縦士のミスだと決めつけることはできない」
と表明。
韓国紙・国民日報も、
「NTSBが安易に調査状況を公表したことは軽率だ」
と指摘。
「米メディアは調査結果が出ていないにもかかわらず、操縦ミスが原因であるかのような報道を繰り返している」
と批判している。
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